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吉野神宮と宮滝

今日は、先日行けなかった吉野神宮と宮滝に行ってきました。




鳥居が見えてきました、とても荘厳な雰囲気です。




鳥居




ご祭神は後醍醐天皇だそうです。




後村上天皇の勅命で刻まれ吉水神社に祀られていた後醍醐天皇の尊像が、五百五十年を経て吉野神宮の本殿に遷座され、創祀されました。





拝殿





神宮一円の大地は丈六平と称し、流造の本殿、入母屋造りの拝殿、切妻造りの神門などが美しく調和しています。




「玉骨はたとひ南山の苔に埋まるとも、魂魄は常に北闕の天を 望まんとふ」と都に思いを寄せた後醍醐天皇の心を偲び、京都に向かって北向きに作られています。




本殿




吉野神宮を出て、宮滝に向かいました。




宮滝は持統が大変愛したところです。
11年の統治の間に31度も通ったと言われています





宮滝遺跡





万葉集に天皇御製歌とされている歌があります。




み吉野の 耳我の嶺に 時なくぞ 雪は降りける 間無くぞ 雨は降りける 
その雪の 時なきがごと その雨の 間なきがごと 隈もおちず 思ひつつぞ来し その山道を         (万葉集 巻1-25)





この歌は、実際にはいつ誰が詠んだものかは確証がないのだそうですが、天武天皇(大海人皇子)が壬申の乱の序曲となる宮滝行における峠越えの心境を詠んだものだとされています。





宮滝景色






宮滝に来たかったもう一つの理由は、このエメラルドグリーンの川を見たかったからです。





お天気は良くなかったのですが、とても綺麗なエメラルドグリーンを見ることが出来たので本当にうれしかったです。






エメラルドグリーン




宮滝には滝はありません。


宮滝の滝は「たぎつ」の意味です。


柴橋の中ほどから下流を向くと、今も変わらぬ「たぎつ瀬」の様子をみていただけます。

ちなみに、宮滝の由来は「激つ宮処」だといわれています。






滝







象の小川の水が吉野川に流れ落ちるところを夢のわだといいます。
夢のわだは『万葉集』にもよく詠まれ、その美しさは多くの万葉人の憧れでした。




今日は、神社友達の一人である素敵な方とご一緒させて頂くことが出来ました。




吉野は日本人の心のふるさとです。
始めて行った時から懐かしい気持ちにさせてくれました。
持統天皇が愛した意味が分かるような気がします。



とても楽しい一日でした。
感謝の気持ちでいっぱいです。



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